【確定申告が大変です】アマゾン出品者が在庫管理を怠ると

1.在庫管理は丁寧に

私は、アマゾンの出品サービスを利用して商品を販売しております。

そのため、毎年、所得税の確定申告をしなければなりません。

商品を販売し、収入を得ている場合の確定申告は、

①.1年間の総収入金額から、1年間の必要経費を差し引いて、所得を算出する

②.算出した所得に税率を掛ける等して所得税を算出する

③.算出した所得税を期限までに納付する

という流れで行います。

1年間の総収入金額は、売上金額です。

1年間の必要経費は、商品の仕入れ代金や配送料等、この他に、アマゾンへの販売手数料等も含まれます。

売上金額や販売手数料等は販売管理用ソフト(アマゾンの販売管理用ソフトは「セラーセントラル」という。)を見れば1年間の金額を集計できますし、配送料も1年分の領収書やレシートを保管しておけば、そこに記載されている金額を集計できます。

Amazonプライム3,900円は、経費にできない?仕訳は?

しかし、商品の仕入れ代金だけは注意が必要です。

商品の仕入れ代金のうち、今年の確定申告で必要経費となるのは、今年売れた商品の仕入れ代金のみです。

したがって、今年仕入れたが今年売れなかった商品の仕入れ代金は今年の必要経費にできません。

これだけではありません。昨年以前に仕入れた商品のうち、今年売れた商品の仕入れ代金は今年の必要経費となります。

万が一、今年売れた商品と今年売れなかった商品をきちんと把握していない場合には、今年の必要経費が誤った金額になる恐れがあり、今年の所得税も誤ったものとなってしまいます。

私は、アマゾンのFBA(アマゾンが出品者に代わって注文を受け、商品を出荷してくれるサービス)を利用しておりますので、仕入れた商品は、まず、アマゾンの倉庫に発送し、注文があるまでアマゾンのスタッフが管理してくれます。

そして、販売管理用ソフトを見れば、アマゾンの倉庫で管理されている商品の名称や個数を確認することができます。

ところが、以前、14個保管してもらっているはずの商品が13個と表示されていたことがありました。

アマゾンに問い合わせたところ、1個紛失したとのことでした。

結局、数時間後に発見され、無事に販売することができましたが、もし、私が問い合わせをしていなければ13個のままであり、確定申告時に慌てていたと思います。

それ以来、アマゾンに任せきりにせず、自分でもエクセルで在庫管理するようになりました。

【Amazonギフト券】2.5%のポイントをもらう方法

2.売上原価の計算方法

上記で述べたように、今年売れた商品の仕入れ代金のみが今年の必要経費となります。

この必要経費となる今年売れ商品の仕入れ代金のことを「売上原価」といいます。

売上原価は、以下の計算式で求めることができます。

計算式は、

期首商品棚卸高+当期商品仕入高−期末商品棚卸高=売上原価

です。

期首商品棚卸高とは、昨年以前に仕入れたが昨年末までに売れなかった商品の仕入れ代金です。これは、昨年の12月31日時点で売れていない商品の仕入れ代金を集計すれば算出できます。

当期商品仕入高とは、今年仕入れた全ての商品の仕入れ代金です。これは、今年仕入れた商品の領収書やレシートを集計すれば算出できます。

期末商品棚卸高とは、期首商品棚卸高と当期商品仕入高のうち、今年中に売れなかった商品の仕入れ代金です。これは、今年の12月31日時点で売れていない商品の仕入れ代金を集計すれば算出できます。

スーパーマーケットや家電量販店等では、棚卸しのために臨時休業しているときがあります。

あの臨時休業は、期末商品棚卸高を把握し、売上原価を正しく計算するためです。

なお、今年からアマゾンの出品サービスを利用して、商品の販売を開始された方の売上原価の計算式は、

当期商品仕入高−期末商品棚卸高=売上原価

です。

今年から商品の販売を開始されているので、昨年以前に仕入れた商品がないため、期首商品棚卸高はありません。

お近くの税理士に質問する

3.今年だけの問題ではない

今年の「期末」商品棚卸高は、来年の「期首」商品棚卸高となり、来年分の確定申告の売上原価の計算に使用します。

したがって、今年の売上原価の計算を間違えると、自動的に来年の売上原価の計算も間違えることになります。

一度提出した確定申告書を修正するのは手間がかかりますし、延滞税を支払わなければならない場合もあります。

なお、延滞税は、日割り計算です。確定申告書の提出が一日遅れるごとに延滞税は増えることになりますので注意が必要です。

合わせて読まれています

スポンサーリンク

コメント

  1. 田中 より:

    はじめまして。今年2回目の確定申告となります。

    “期末商品棚卸高”とは年末時点での棚卸しのすべて(2015年仕入れの売れ残りと2014年仕入れでまたまた売れ残った商品)を評価したものでよろしいでしょうか?
    つまり、2年越しで売れ残った商品も評価に含めるということでいいのでしょうか?

    それとも2015年仕入れの売れ残りのみを“期末商品棚卸高”として
    評価し、2014年仕入れ(2年越し)の売れ残った商品は評価しなくていいのでしょうか?

    ご回答よろしくお願い致します。

    • takahashi より:

      はじめまして、高橋と申します。
      ご覧いただきありがとうございます。
      期末商品棚卸高は、2015年中に仕入れて2015年末までに売れなかった商品と、2014年以前に仕入れて2015年末までに売れなかった商品の合計になります。
      私の書いた文章がわかりづらく、大変申し訳ございませんでした。
      また何かありましたときはご連絡くださいますようお願い申し上げます。

      • 田中 より:

        高橋様
        いえいえ、とんでもないです。
        お忙しいところ迅速なご回答ありがとうございます。
        このサイトとても勉強になるので参考にさせていただきます。
        ありがとうございました。

        • 高橋 より:

          田中様
          こちらこそ、ご覧いただき感謝しております。
          またいつでも、ご連絡お待ちしております。
          お互い、アマゾンでの商品販売頑張りましょう。