「事業主貸」と「事業主借」は、最終的にどうするの?

所得税の確定申告書を自分で作成する場合、悩ましいのが「事業主貸」勘定と「事業主借」勘定の取り扱いだと思います。

「事業主貸」と「事業主借」の最終的な処理

事業主貸と事業主借は、翌年1月1日に相殺して差額は「元入金」に計上します。

この仕訳処理を、具体例を用いて確認したいと思います。

具体例①

「平成28年12月31日(期末)の残高、事業主貸15万円、事業主借20万円の場合」

この場合、平成29年1月1日付けで、下の画像の仕訳を行います。

事業主貸と事業主借の仕訳画像①

借方が、事業主借20万円、

貸方が、事業主貸15万円と元入金5万円、

になります。

事業主借20万円と事業主貸15万円の差額を、元入金5万円として貸方に計上します。

借方が事業主借20万円で、貸方が事業主貸15万円で、貸方のほうが5万円少ないため、貸方に元入金5万円を計上します。

これで、借方が20万円、貸方も20万円(15万円+5万円)になりました。

借方と貸方は、同額でなければなりません。

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具体例②

「平成28年12月31日(期末)の残高、事業主貸30万円、事業主借22万円の場合」

この場合、平成29年1月1日付けで、下の画像の仕訳を行います。

事業主貸と事業主借の仕訳画像③

借方が、事業主借22万円と元入金8万円、

貸方が、事業主貸30万円、

になります。

事業主借22万円と事業主貸30万円の差額を、元入金8万円として借方に計上します。

借方が事業主借22万円で、貸方が事業主貸30万円で、借方のほうが8万円少ないため、借方に元入金8万円を計上します。

これで、借方が30万円(22万円+8万円)、貸方も30万円になりました。

借方と貸方は、同額でなければなりません。

【仕訳問題】商品を販売し、代金を郵便為替証書と他人振出小切手と送金小切手で受け取った場合

具体例③

「平成28年12月31日(期末)の残高、事業主貸0円、事業主借20万円の場合」

この場合、平成29年1月1日付けで、下の画像の仕訳を行います。

事業主借の仕訳画像③

借方が、事業主借20万円、

貸方が、元入金20万円、

になります。

事業主借20万円と事業主貸0円の差額を、元入金20万円として貸方に計上します。

借方が事業主借20万円で、貸方のほうが20万円少ないため、貸方に元入金20万円を計上します。

これで、借方が20万円、貸方も20万円になりました。

借方と貸方は、同額でなければなりません。

簿記と会計の違い

具体例④

「平成28年12月31日(期末)の残高、事業主貸30万円、事業主借0円の場合」

この場合、平成29年1月1日付けで、下の画像の仕訳を行います。

事業主貸の仕訳画像④

借方が、元入金30万円、

貸方が、事業主貸30万円、

になります。

事業主借0円と事業主貸30万円の差額を、元入金30万円として借方に計上します。

貸方が事業主貸30万円で、借方のほうが30万円少ないため、借方に元入金30万円を計上します。

これで、借方が30万円、貸方も30万円になりました。

借方と貸方は、同額でなければなりません。

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