有形固定資産
商品保管用の倉庫、
事務所用の机、
営業用の車、
駐車場用の土地、
など、
売るための商品ではなく、商売のために長期に渡って使用するものは、資産の中でも「有形固定資産」に分類されます。
▷【簿記】「有形固定資産」と「無形固定資産」の共通点と相違点
仕訳処理
仕訳処理を行う際の『勘定科目』は、
例えば、
商品保管用の倉庫は「建物」、
事務所用の机は「備品」、
営業用の車は「車両」または「車両運搬具」、
駐車場用の土地は「土地」、
を用います。
また、仕訳処理を行う際の『金額』は、
有形固定資産そのものの値段(購入代価)と、有形固定資産を購入する際の手数料・引取運賃・引取費用など(付随費用)を合計した金額(取得価格)になります。
例えば、
「A社は、事務所用の机を10万円で購入し、引取運賃5千円と共に現金で支払った。」
この場合の仕訳は、下の画像のとおりになります。
事務所用の机を購入したため、借方の勘定科目は「備品」になり、
代金は現金で支払ったため、貸方の勘定科目は「現金」になります。
また、金額は、事務所用の机の価格(購入代価)10万円と引取運賃(付随費用)5千円を合計した(取得価格)10万5千円になります。
貸借対照表
建物・備品・車両・土地などは、貸借対照表の資産の部、固定資産の「有形固定資産」の区分に記入します。
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