【税理士試験】簿・財に合格しても、正社員になれない理由。

簿・財の知識だけでは…

税理士試験の会計学科目(簿記論・財務諸表論)合格者のなかには、税法科目の勉強をしながら就職活動をしている方も多いのではないでしょうか。

【税理士試験】「簿記論」と「財務諸表論」を同時に合格する方法

会計事務所や税理士法人(以下「会計事務所等」と省略。)に就職した場合、最初に行う仕事は、お客様から預かった領収書・請求書等を会計ソフトに仕訳入力することです。

仕訳入力と聞くと、簿記の知識があれば誰でもできる仕事だと思うかもしれませんが、簿記の知識だけでは対応できないところがあります。

ひとつひとつの仕訳を入力する際、消費税法上の4つの取引(課税取引・不課税取引・非課税取引・免税取引)のどれに該当するものなのかも入力しなければならないのです。

つまり、消費税法の知識がなければ、正しい仕訳入力ができないのです。

【消費税】(課税・不課税・非課税・免税)4つの取引の違い

【税理士試験】消費税法の勉強で重要な、たった1つのこと

また、会計事務所等の主要業務である確定申告書の作成には、法人税法・所得税法・消費税法等の税法の知識が必要です。

税理士試験の簿記論・財務諸表論のみ合格した方で、実務経験のない方(以下「簿財合格者」と省略。)では、正しい仕訳入力も確定申告書の作成もできません。

簿財合格者では、会計事務所等の仕事をこなすことができないのです。

弥生会計オンラインでしたら、無料で会計ソフトを試すことができます(MacでもWindowsでも利用可)ので、会計事務所等の仕事を体験してみてはいかがでしょうか。

仕事ができない簿財合格者よりも、仕事ができる『実務経験者』や『実務経験がない法人税法・所得税法・消費税法等の合格者』のほうが重宝されることは明らかです。

これは、会計事務所等への就職だけでなく、一般企業に経理職として就職する場合も同じです。

もし、簿財合格者を正社員として募集している会計事務所等や一般企業があれば、そこは、極めて低待遇か、または、離職率の高いところではないかと疑ったほうがよいと思います。

簿財合格者が正社員になるには

仕事をせずに、税法科目の勉強に専念している方もたくさんいます。

しかし、専念しても受かる保証はありません。

税理士試験は結果がすべてです。一生懸命勉強しても合格しなければ認めてもらえません。

もし、仕事をせずに勉強に専念して不合格になってしまったら、年齢的にも、ますます正社員への道は遠ざかると思います。

最近では、簿財合格者は、派遣や紹介予定派遣等で実務経験を積みながら、毎年1科目ずつ税法の勉強をしている方が多いように思います。

派遣や紹介予定派遣等でしたら残業がないところもあります。また、週に3日間勤務や1日5時間勤務等のところもあります。

これなら、勉強の時間は十分に確保できます。

そして、収入があれば、美味しいものを食べたり、遊びに出かけたり等、リフレッシュすることもできます。

簿財合格者は、税法科目の勉強と並行して、派遣や紹介予定派遣等で実務経験を積むことが、正社員になる近道だと思います。

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